黒川原谷川の西方100m、農免道路の南方80m位の、足代小原の、吉野川北岸農業用水幹線水路予定線上に存在した遺跡である。昭和53年(1978)8月17日~同年10月29日にかけて発掘された。
遺構は奈良時代から平安時代にかけての炭化土坑が6か所検出された。炭化物にはクヌギ・カシ材が混じっており、炭焼きに使用された遺構と想定される。その他集石土坑・溝状遺構等が検出された。
出土遺物は弥生式の土師器・須恵器・瓦器・瓦片等に土器、また、サヌカイト製の石鏃と石錐、その他水晶の自然石が出土した。
(三好町の史跡と遺跡より)