トップ観光・文化・スポーツ文化財東みよし町の文化財 金丸廃寺跡

東みよし町の文化財 金丸廃寺跡

金丸廃寺跡

東みよし町中庄八幡神社より北北西200m図示の地域を合蔵(ごうざ)という。合蔵の東、100m四方に古寺跡があり、ここから布目瓦の破片が出ている。昭和36年(1961)末、この地金丸安一氏宅の西隣で井戸掘の折、古瓦白鳳期と推定される複弁八葉蓮華文軒丸瓦と四重弧文軒平瓦破片が出土した。この瓦は奈良県高市郡明日香村川原にある川原寺、斉明天皇の川原宮(655年)のあとに650年代に創建された川原寺跡出土の軒瓦、丸瓦の直径18.6cmで7世紀後半のものと類似するもので、吉野川上・中流地域における白鳳時代の大寺として盛観をしのばせる。
この中庄の廃寺が霊峰金丸山の北側山裾にあり四季金丸を望めるところから、弥生式時代・古墳時代・白鳳時代にこの地方を支配した豪族が奈良の都にならって壮大な寺を創建し、金丸一帯を霊域としていたことも考えられる。

(三加茂町史より)

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