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わたしの20エッセイ 掲載作品

〇小学生の部〇 

美濃田の淵賞 加茂小4年 鮎川 蒼

「ひざがいたいおばあちゃんにできること20こ」

わたしにはおばあちゃんがいます。おばあちゃんは、いつもわたしのお世話を、してくれてくれています。さいきんおばあちゃんはひざがいたくて歩くのがつらそうです。そんなおばあちゃんのためにしてあげたいことを20こ考えました。まずは薬を五つ作ります。その五つの薬を開発して、いたみをなくしてあげたいです。
次に十このお手つだいをします。皿あらいトイレそうじ、かい物、せんたく、アイロン犬のさんぽ、草取り、そうじ、荷物運び、料理です。いっぱい動いているから、楽にさせてあげたいです。
最後に五つの幸せをとどけてあげたいです。それは、そばにいる、話をする、笑わせること。そして、「ありがとう。」と「大スキ。」を伝えることです。
わたしがたくさんお手つだいをして、すこしでもひざが良くなってほしいです。そしておばあちゃんがもっと長生きしてほしいです。

 

〇中学生の部〇 

加茂の大クス賞 三加茂中2年 山田怜奈

「10より20を志す」

私は「10で十分」ではなく、「20を目指すことを心掛けている。きっかけは、ピアノの先生の一言だ。ある日のレッスンで、「いつもの練習にあと十回足してごらん」と言われた。その時は「そんなにできません」と弱気に答えた。だけど、それから毎日、各練習十回足してみることにした。すると、今まで気付かなかった自分の癖がわかるようになったし、どんどん指が強くなった。次第に演奏に自信が持てるようになり、コンクール本番でも自分をコントロールできるようになってきた。この経験から、自分が 10で満足しそうになったら、「いや、あと10は挑戦するぞ!」と自分を奮い立たせている。
  例えば、私の弱点は友達に自分から積極的に声を掛けられないことだ。異学年の子に話し掛けるにも勇気がいる。しかし、「十人と話したら十分」ではなく、「二十人と話してみる」を目標にし、挨拶をしたり、笑顔で会話するように心掛けた。最初は緊張したが、徐々に話し掛けることにも慣れてきて、自分の世界が広がったように感じている。
 そして、私にとって今までで一番大きな挑戦だったのは、カナダ留学だ。共に参加したのは皆知らない子だったけど、自分からコミュニケーションをとるように努力した。カナダでは、はっきり自分の気持ちを言わないと相手に伝わらないので、何とか伝わるように拙い英語をフル活用してバディやホストファミリーに接した。「あと十回勇気出すぞ」と自分に言い聞かせて挑戦したことで、たくさんの経験をすることができ、日本に帰ってからも少し成長した自分を感じることができた。
私の将来の夢は、音楽の先生になることだ。私が先生から頂いた「もう十回やってみよう」というアドバイスのように、生徒のやる気を引き出せる声掛けができる先生になりたい。
「未来は今の行動で決まる」と思っている。
これからも「20」を目指して色々なことに挑戦し、成長していきたい。

 

〇一般・高校生の部〇

町長賞 島本泰伸

「あと20日もすれば・・・」

美濃田の淵の東の端、小さな川が吉野川に注いでいる。小川沿いの小径からおばあさんと孫らしい娘の話し声が聞こえてくる。「おばあちゃんが探しているのは、あのあやめじやないの。」小川の向こうに五十、いや百は超えているかもしれない、濃い紫色の花が緑に溶け込むように咲いている。おばあさんは遠い昔をそっと引き寄せてくるように話しはじめた。「もう六十年も前のことよ。コロナとかいう風邪が世界中で大流行して大変だったのよ。やっと収まったころね。私が大学四年の春休み、父さんがね、あなたのひいおじいちゃんね、『お前は学校を卒業し就職したら帰ってくることも少なくなる。思い出に花を植えよう。』って、家の庭にたくさん生えていたあやめを十株ほどここに植えたのよ。」
「このあやめ、六十年間ずっと咲き続けているのね。すごいね。」
「そうね。あの頃、父さんはお友達とこの川周辺で月一回雑草を刈って、夏には子供たちと環境学習もしていたわ。時々ここでバーベキューをしてとても楽しそうだったわ。」
「ずっと草刈りは続けられてきたのね。そうでなかったらすぐ雑草に覆われて小川があることすらわからなくなっていたよね。あやめもとっくになくなっていたかもね。」
どこにでもある小川。景色はあの頃と変わらない。自然は人とふれあってこそ価値がある。人が手をかけていくから自然は豊かになっていく。この小川は六十年間人の手によって豊かな自然の風景を保ち、人々の憩いの場となってきたのだ。きっと百年、千年先までこの風景は保たれていくに違いない。
「今日はあやめを見ることができて本当によかった。あっ、いいこと教えてあげる。あと二十日もすればここで数えきれないほどの蛍が見えるはずよ。」人と自然の共生、それを次の世代に手渡していく。そしてわたしたちの心も豊かになっていく。

 

 

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