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東みよし町の文化財 正力遺跡

正力遺跡の写真1枚目

正力遺跡の写真2枚目

町立柔剣道場の東70m位の、昼間正力地区にあり吉野川北岸農業水利事業の幹線工事にともない、昭和52年(1977)11月10日~同53年2月10日にわたり発掘調査が行われた。遺構は直径約7.5m、短径約6.3m、深さ約0.5mの隋円形の竪穴住居跡1か所、土坑15か所、溝状遺構12か所、柱穴76個などが検出された。遺構より出土した土師器より古墳時代の遺構と見られる。
遺物は縄文土器・弥生土器・土師器・須恵器・瓦器・黒色土器・石鏃・石斧・瓦・鏡などが出土した。
正力地区は、喜来谷川によって形成された扇状地上に位置しており調査区の東西の端に、大きな谷が一つずつ検出された。東の谷は弥生時代から中世にかけての谷と考えられ、西の谷は太古から現代に近い頃まで、谷川として存在していたが、現在の喜来谷川が埋没したものと考えられる。この両谷川の近くに、性格が不明な柱穴群が検出されている。これは往時の人々が谷川のほとりを生活の場としていたのであろう。また、出土した遺物は谷川に流入した形で出土している。このことから、この地の上流地方では縄文時代以降、連綿として人々が生活していたことをうかがうことができる。

(三好町の史跡と遺跡より)

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